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2014年07月28日

何をやめるべきか考えよう

沖縄県中小企業家同友会の機関誌にて執筆した文章を掲載します。

何をやめるべきか考えよう (ニライみらい No316)

 企業を変革する際にネックになるのが「現場の忙しさ」です。

 多くの企業はギリギリの人数で業務を回しています。そこに「新しい取り組み」が入ってくると、更に忙しくなります。現場は目の前の仕事が優先ですから、どうしても「新しい取り組み」は後回しです。こうして変革は途中で止まります。

 そもそも、同じ人数でこなせる仕事量は一定です。効率化の努力は必要ですが、それにも限界があります。

 それよりも大事なのは、やらなくてもよい作業をやめる事です。

 新しい物を買ったら、古い物は捨てる。部屋が散らかるのは古い物を捨てないからです。部屋に収納できる物の量は一定です。古い物を捨てずに新しい物をどんどん買うから、部屋が散らかるのです。

 仕事も同じ。新しい事を始めるには、何かをやめるべきです。古い事をやめて空き時間を作らない限り、大事な取り組みは前に進みません。

 各自が今やっている作業は、本当にやらないといけないのか。やめても差し支え無くはないのか。顧客や業者にさせるべき事ではないのか。実は意味のない事をやっていないか。そう自問自答する事が大切です。

 会社を変えるには、まずは業務の整理整頓からです。


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Posted by ikai at 18:41│Comments(0)組織
 
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