ブレやすい人の特徴
考え方の軸がブレる、ブレないというのは、
しっかりした人かどうかの代名詞として使われます。
もちろん、判断や方針が簡単にブレるようでは困る訳ですが、
そうすると、「どうすれば、考え方がブレないのか?」
という疑問が起きるかと思います。
答えは簡単です。
目的を見失わない事です。
凡そ、どんな事でも目的があります。
全ての判断や行動は、目的を果たす手段です。
手段には色々ありますが、目的は1つです。
よくブレる人は、目的が不明確です。
よくブレる人は、目的自体がコロコロ変わります。
よくブレる人は、目的と手段を混同します。
車を走らせる際、目的地が明確であれば、
道のりはどうあれ、最終的にはきちんと目的地につきます。
しかし、目的地が不明確だと、
あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、する訳です。
事業や業務をする際でも、
そもそもの目的は何か、という確認は常に大事です。
ブレにくい人は、目的から手段を逆算します。
目的達成には何が必要か、という考え方をします。
ブレやすい人は、「やりたい事」や「やれる事」から入ります。
目の前の事、手が届く事から思考がスタートします。
これらはすべて「手段」です。
手段が先にあり、後から目的を作っているのです。
だから、目的が無かったり、後からコロコロ変わるのです。
目的が同じなら手段が変わっても問題ありませんが、
手段と一緒に目的も変わってしまうと、一貫性がなくなり、
方針も基準もあったものではない。
これを「よくブレる人」と言います。
ただ実際には、考えが全くブレない人は少数派です。
感覚的には多くの経営者や管理職は、大なり小なりブレます。
特に、感情が絡むとそうです。
だから、客観的な第三者の視点は必要で、
それを提供するのが経営コンサルタントの役割でもある訳です。
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